長崎県松浦市は24日、企業版ふるさと納税で多額の寄付をしたエミネントファッショングループの越前屋(大阪市、高野圭右社長)に感謝状を贈った。市は寄付金を松浦産の木で作ったおもちゃや遊具の購入に充て、市内の保育園などで木育の推進に役立てる。
越前屋は同市に工場があるエミネントスラックス(前田周二社長)など同グループの中核会社。贈呈式では友田吉泰市長が、エミネントスラックスの会長も務める高野社長に感謝状を手渡した。
高野社長は「エミネントスラックス松浦工場はグループ発展の基礎となった。操業開始から50年を超え、『地場企業』と認めてもらえるまでになった。今後は市内に計画している新工場を形にしていきたい」とあいさつした。
県立松浦高の制服に採用されている世界で唯一のタータンチェック柄「松浦タータン」の生地で作ったピンバッジを市長らにプレゼント。同グループの江崎慶子さんは「松浦で製造するスラックスを通じ、地域や産品を紹介するなど松浦から始まる物語(松浦物語)を紡ぎ、地域に貢献していきたい」と話した。
企業版ふるさと納税 越前屋に感謝状 松浦市へ多額寄付
- Published
- 2022/02/28 10:50 (JST)
- Updated
- 2022/02/28 11:48 (JST)
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