複数児童に体罰、不適切な指導 横浜の教諭2人を懲戒処分

横浜市教育委員会

 横浜市教育委員会は28日、児童に体罰を行った市立市場小学校(同市鶴見区)の男性主幹教諭(46)を減給3カ月にするなど、教職員2人の懲戒処分を発表した。

 市教委によると、同主幹教諭は昨年10月22日、放課後にタブレット端末の使い方を指導する際に感情的となり、児童の胸元をつかんだり両肩を両手で押すなどし、児童は窓ガラスに頭をぶつけ、衝撃で唇をかんで出血した。

 保護者からの連絡を受けて、同校が同教諭の過去の指導について調べたところ、怒鳴って児童の胸などを押す行為を2019年~21年にかけて計8件、他の複数の児童にも行っていたことが分かった。

 市立末吉中学校(同区)の再任用の男性教諭(61)については、障害がある生徒に不適切な指導をしたとして、戒告処分にした。

 同教諭は昨年5月25日と同6月9日、担当する個別支援級の生徒に対し、障害特性に配慮のない言動や指示をした。

 生徒はその後欠席が増え、家庭で自分の頭をたたくような行為も見られるようになったとしている。

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