【新型コロナ】神奈川で6103人感染 23人死亡、自宅療養の男性も

 新型コロナウイルス感染症を巡り、神奈川県内で1日、新たに男女23人の死亡と、10歳未満~100歳以上の男女6103人の感染が確認された。

 横浜市によると、亡くなった9人のうち7人は、入院していた病院や利用していた施設でクラスター(感染者集団)が発生していた。クラスターが起きていた施設でデイサービスを利用していた80代男性は、2月24日に陽性が判明。自宅療養していたが28日に死亡した。

 川崎市によると、男女3人が死亡。90代女性は、クラスターが発生したデイサービス施設利用者で、17日に陽性が判明。入院していたが28日に死亡した。

 相模原市によると、80代男性2人が死亡。1人は自宅で具合が悪くなり、26日に訪問診療を受けたが死亡が確認された。その後の検査で感染が分かった。

 藤沢市によると、80代男性と70代女性が死亡。男性は新型コロナ以外の疾患で自宅療養中だった23日に陽性が判明し、同日死亡。茅ケ崎市では、80代女性が14日に陽性が判明し、27日に死亡した。

 県所管域では6人が亡くなった。クラスターが発生した県厚木保健福祉事務所管内の病院に入院していた厚木市の70代男性は、14日に陽性が判明し、同日亡くなった。同病院に入院していた80代男性も13日に陽性が分かり、18日に死亡した。

 新たなクラスター関連では、横浜市内で菊名記念病院(同市港北区)や市立中学校など計10施設で認定。相模原市内では通所介護事業所(同市中央区)で、横須賀市内では短期入所施設と特別養護老人ホームでそれぞれ認定された。

 県は新たに228人が自主療養したと発表した。自主療養の累計は1万19人となり、1万人を超えた。

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 三浦市立病院(同市岬陽町)は1日、2月15日から同28日にかけて入院患者3人と職員3人の計6人の感染が確認された、と発表した。当面の間、病棟内の一部フロアへの新規入院を停止した。

 在日米海軍厚木基地(大和、綾瀬市)は2月28日、基地関係者4人の感染を新たに確認したと発表した。

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