「聖地」のアジフライ、24時間どうぞ 松浦市に自販機〝初登場〟

「アジフライの聖地 松浦」に初登場した冷凍アジフライの自動販売機=松浦魚市場

 「アジフライの聖地」を宣言している長崎県松浦市に1日、冷凍アジフライの自動販売機が初登場した。
 松浦でアジフライを製造している三陽グループ(福岡市)が同市調川町の松浦魚市場入り口にある守衛室の横に設置した。自販機では冷凍アジフライ8枚入り700円、4枚入り400円で販売。銀だらみりん(2枚)700円、さば白たまり干し(同)、さばみりん(同)各600円、いかしゅうまい(6個)500円など同社の他の商品も購入できる。
 アジフライは魚市場の鮮魚・加工品販売所「旬(とき)市場」(営業時間午前9時~午後2時、日曜は午前8時~午後2時)で買えるが、時間外や、毎週土曜日、休漁期間(月夜間(つきよま))の市場が休みの日でも自販機で24時間購入できる。導入費用は1台約200万円。
 三陽では自販機を福岡市中央区長浜の本社ビルや、天神エリアの地下鉄構内にも設置する計画。本社ビルにはアジフライの食堂も新たに開設し、松浦のアジフライをPRしていく。
 同社松浦営業所の久保川洋平さんは「アジフライの製造だけでなく、自販機を通じて直接販売にも力を入れ、会社の知名度アップのきっかけにしたい」と話した。

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