【新型コロナ】相模原で5人死亡、582人感染 老人ホームや障害福祉サービス事業所でクラスター

相模原市役所

 新型コロナウイルス感染症を巡り、相模原市は2日、60~90代の男女5人の死亡と、10歳未満~90代の男女582人の感染が新たに確認された、と発表した。

 市によると、60代男性は2月27日、自宅で倒れているところを別居する家族が発見。搬送された市内の病院で陽性が判明し、28日に死亡した。

 80代女性は27日に市内の病院に運ばれ、同日中に亡くなった。90代女性の一人は他疾患の治療で市内の病院に入院していたが、22日に感染が分かり、3月1日に死亡。別の90代女性は2月15日に市内の病院に搬送され、28日に亡くなった。90代男性は他の疾患の治療で市内の病院に入院していたが、2月12日に陽性が分かり、26日に死亡した。

 5人の死因はいずれも新型コロナという。

 新規感染者の症状別は軽症457人、無症状57人、調査中68人。302人の感染経路が不明という。

 また、新たに有料老人ホーム(中央区)で職員4人、利用者4人の計8人、障害福祉サービス事業所(南区)で職員4人、利用者6人の計10人の感染が分かり、市はクラスター(感染者集団)と認定した。

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