「新しい長崎県つくる」 大石新知事が初登庁 39歳、全国の現職知事で最年少

職員から温かい拍手で迎えられ初登庁する大石新知事=県庁

 2月の知事選で初当選した大石賢吾知事が2日、初登庁し、大石県政が始動した。39歳で全国の現職知事で最年少。就任の記者会見で「新しい長崎県をつくる。全世代が安心して安全に生活できるまちづくりに取り組む」と抱負を述べた。
 午前10時に登庁。約500人の職員が拍手で出迎える中、緊張した面持ちの大石知事は「よろしくお願いします」と頭を下げながらゆっくりと進んだ。知事の椅子に座り、「身が引き締まる思い。責任を感じる」と感想を語った。
 県議会議場で開かれた就任式では、県幹部らを前に「(県政の諸課題を前に進めるため)自ら先頭に立って行動し、汗をかいていく」と決意表明。新型コロナウイルスの感染対策や九州新幹線長崎ルートの全線フル規格化など取り組むべき課題を挙げ、「仕事を遂行していくためには職員の皆さんの協力が必要不可欠」と強調。「思いを一つに新しい長崎県づくりに一緒に頑張っていきましょう」と呼び掛けた。
 午後は記者会見に臨んだ後、各種課題などについて庁内の関係部署の職員と打ち合わせを行った。

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