アブラモビッチ政権の終焉… チェルシー売却を正式表明「クラブへの純粋な情熱のため」

 ロマン・アブラモビッチは自身がオーナーを務めるチェルシーを売却し、その利益をウクライナ紛争の被害者に寄付すると明らかにした。

アブラモビッチ、チェルシーの運営権を慈善財団に譲渡「利益を守るには彼らが適任」

 ロシアのウクライナ侵攻を受け、アブラモビッチは先週にチェルシーを保護する目的で管理・運営の権利を慈善団体に譲渡。さらにアブラモビッチは2日にチェルシー売却を明らかにし、2003年に1億4000万ポンド(約230億円)で買収したクラブを手放す決断を下した。また2004年からチェルシーの運営を担ってきた、ブルース・バック会長やディレクターのマリナ・グラノフスカイア女史の退任も濃厚に。チェルシー買収には20億ポンド(約3065億円)の負債の肩代わりが必要となる中、アブラモビッチは融資の返済は求めないと伝えた。「私にとってこれはビジネスでもお金でもなく、試合とクラブに対する純粋な情熱の問題だ」。

アブラモビッチがチェルシー売却を明言 Photo Clive Mason

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