マラソン川内選手「不幸な事故なくなるよう」 高齢者運転の安全願うメッセージ 神奈川県警とあいおい損保が協定

締結式でメッセージを寄せた川内優輝選手=県警本部

 神奈川県警とあいおいニッセイ同和損害保険は3日、交通安全活動で連携する協定を締結した。同社に所属するマラソンの川内優輝選手のメッセージ動画を配信するほか、75歳以上の高齢者の免許更新時に義務付けられている認知機能検査で同社が会場を提供する。

 川内選手の動画は3本を制作した。反射材の使用や横断歩道での歩行者優先を呼び掛ける内容で、今月中に県警交通総務課公式ツイッターで配信する。

 認知機能検査は県警運転免許センターと県内の自動車教習所40校で実施しているが、高齢化の進展に伴い予約が取りづらい状況が続いているという。県警は公共施設で出張型の検査を行うなど対策に努めており、今後は同社の営業所なども活用していく。

 県警本部で行われた締結式では、川内選手が「この協定で不幸な事故が一つでもなくなるよう願っている」とメッセージを寄せた。

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