【新型コロナ】神奈川県所管域で1381人感染 80代と90代の女性死亡 病院など3施設で新たなクラスター

神奈川県庁

 新型コロナウイルス感染症を巡り、神奈川県は3日、県所管域で女性2人の死亡と、10歳未満~100歳以上の男女1381人の感染が新たに確認されたと発表した。中等症が8人で、ほかは軽症か無症状(調査中含む)。1249人が感染経路不明だった。

 亡くなった2人のうち、大和市の90代女性はクラスター(感染者集団)が発生した県厚木保健福祉事務所管内の高齢者施設の入所者。2月17日に陽性が判明し、26日に新型コロナによる肺炎で死亡した。16日に3回目のワクチンを接種したが、抗体量が増える前だったとみられるという。県の担当者は「より早くワクチンを接種できていれば、亡くなるのを防げた可能性はある」とした。

 鎌倉市の70代女性は20日に陽性が判明し、21日に新型コロナ以外の疾患で亡くなった。複数の基礎疾患があったという。

 新たなクラスターは、県小田原保健福祉事務所管内や鎌倉事務所管内の高齢者福祉施設、厚木事務所管内の病院の3施設で確認された。

 このほか、県は新たに271人が自主療養したと発表した。自主療養の累計は1万525人になった。

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