【新型コロナ】3日の神奈川 21人死亡、3回目接種者も 新規感染は7192人、2月19日以来の7千人超え

 新型コロナウイルス感染症を巡り、神奈川県内で3日、男女21人の死亡と、10歳未満~100歳以上の男女7192人の感染が新たに確認された。1日当たりの感染者数が7千人を超えたのは、2月19日の7700人以来。

 横浜市は70~100歳代の男女7人の死亡を発表。うち5人は入院していた病院や利用していた施設でクラスター(感染者集団)が発生していた。ふれあい東戸塚ホスピタル(同市戸塚区)に入院していた70代男性は2月7日に発熱し、同日陽性と判明。今月1日に死亡した。同病院での死者は11人となった。

 川崎市は70~90代の男女4人の死亡を発表。90代女性は、クラスターが発生している宮前区の有料老人ホームの入居者で2月13日に陽性が判明。3月2日に死亡した。

 県は、県所管域で女性2人の死亡を発表。大和市の90代女性はクラスターが発生した県厚木保健福祉事務所管内の高齢者施設の入所者で2月17日に陽性が判明し、26日に新型コロナによる肺炎で死亡した。16日に3回目のワクチンを接種したが、抗体量が増える前だったとみられるという。

 また相模原市は70~90代の男女5人、藤沢市は80代男性、茅ケ崎市は同市保健所管内(同市、寒川町)で80代の女性2人の死亡をそれぞれ発表した。

 県は新たに271人が自主療養したと発表した。自主療養の累計は1万525人となった。

 ◇

 在日米海軍厚木基地(大和、綾瀬市)は3日、基地関係者4人の感染を新たに確認したと発表した。

© 株式会社神奈川新聞社