長崎県内DV被害相談455件、ストーカー300件 過去最多

 長崎県警は3日、昨年1年間に寄せられたドメスティックバイオレンス(DV)被害とストーカー被害の相談件数を発表。DV被害は前年比29件増の455件、ストーカー被害は同65件増の300件でいずれも過去最多となった。
 県警は「新型コロナウイルス禍に伴って家庭内で接する時間が長くなったこともDV被害の相談件数が増えた遠因」とみている。
 リベンジポルノ被害の相談も前年比4件増の45件で過去最多だった。
 人身安全対策課によると、ストーカー被害の相談では、新たに規制対象に加わった車などへの衛星利用測位システム(GPS)機器の無断取り付けが3件。スマートフォンのアプリによる位置情報取得が1件あった。摘発はDV被害が55件(前年比9件増)。ストーカー被害が51件(同22件増)。


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