JR駅構内でテレワーク 戸塚駅など11カ所に個室ブース コロナ下の働き方サポート

JR川崎駅中央北改札内に設置されているステーションブース(JR東日本横浜支社提供)

 JR東日本横浜支社は、駅構内などでテレワークができる個室ブース「STATION BOOTH(ステーションブース)」を新たに戸塚駅など県内11カ所で開業する。すでに同支社管内の18カ所に設けられており、3月8日までに計29カ所で利用できるようになる。

 新設する11カ所は、横浜、川崎の両市内の沿線駅や商業施設内など。ブースは高さ2.3メートル、幅と奥行きはいずれも1.2メートルで、個室内に机、いす、Wi─Fi、電源が整備されている。料金は15分275円。

 JR東は、ステーションブースなどのシェアオフィスを同社管内の千カ所で展開することを目指しており、県内でも拠点の拡充を図っている。当初は2025年度までの達成を目標にしていたが、新型コロナウイルス禍に伴う働き方の多様化を受け、23年度に前倒ししたという。

 同支社は「『働く人の“一秒”を大切に』が事業のコンセプト。社会情勢が変化する中、新しい働き方をサポートしていきたい」と話している。

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