プリンで新幹線「かもめ」イメージ 大村・シュシュ 小学生のアイデアで商品化

新幹線「かもめ」をイメージしたプリン=大村市、おおむら夢ファーム・シュシュ

 9月23日に決まった西九州新幹線の開業を盛り上げようと、農産物直売所などを運営するシュシュ(長崎県大村市弥勒寺町)が、新幹線車両「かもめ」をイメージしたプリンを発売した。地元小学生から寄せられたアイデアを生かし、かもめの赤と白のツートンカラーが再現されている。
 県産牛乳の白いプリンの下に大村産イチゴの赤いジュレが入った二層構造で、かもめの色を再現。地元の市立福重小2年の女子児童が「家の近くに車両基地があり、この地域でたくさん取れるフルーツを使ったスイーツがあればうれしい」と、このアイデアを添えて商品化を要望したという。
 パッケージも新幹線の形をした穴からプリンが見えるよう工夫。ふたに書かれた商品名の文字は女子児童が手掛けたという。「おおむら夢ファーム・シュシュ」の洋菓子工房などで、1パック2個入り780円で販売している。
 今後は車両のシートの色をテーマに、イチゴ以外の味も検討するという。同社の山口成美社長は「とても面白いアイデアだったので、ぜひとも実現したかった。大村のお土産としてはもちろん、県外でも販売することで大村に足を運んでもらうきっかけにできれば」と話した。


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