横浜高島屋、子ども食堂に消費期限間近のパンを寄付 フードロス減らし地域貢献

横浜高島屋からパンを受け取る鈴木代表(左)=横浜市西区

 横浜高島屋(横浜市西区)は、消費期限が間近になった同店のパンを地元の子ども食堂に提供する取り組みを開始した。通常は廃棄されるパンを寄付することで、フードロス削減や地域貢献につなげる考えだ。

 子ども食堂「ハレの日ケの日」(同区老松町)に対し、毎週金曜日の営業終了時点で廃棄予定の商品を渡す。ハレの日ケの日はパンの数などを確認の上、無料通信アプリ「LINE(ライン)」を使って告知。当日夜、子ども食堂利用者のほか、近隣住民らにも無料で配布するという。初回の今月4日は、総菜パンや菓子パンなど51点が提供された。

 鈴木奈穂子代表は「しっかり配りながら、地域コミュニティーの創出にもつなげたい」とコメント。横浜高島屋の担当者は「パンは販売できる期限が短く一定数の廃棄が出てしまう。地域に深く根ざしながら、今後も継続して取り組んでいきたい」と話している。

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