2022年度県立高全日制入試の一般選抜学力検査が7日、57校113系・科で行われ、計8888人が受験した。倍率は1.11倍となり、前年度と並び過去10年で最低。新型コロナウイルス「第6波」の中、各校は感染対策を講じて受験生を迎えた。8日は22校70科で面接、1校1科で実技検査を行う。
学力検査は7日午前9時25分から国語、社会、数学、理科、英語の順で一斉に実施した。保健室などでの別室受験者は49人。うち20人が新型コロナの濃厚接触者で無症状の生徒だった。
一般選抜の募集定員は7986人。出願者数は2月25日の出願変更締め切り時点で8949人だったが、3月4日までに23人が出願を取り下げ、8926人となった。さらに当日38人が欠席した。新型コロナの影響で欠席となったのは22人で、22日に実施する「特別の選抜」の対象となる。
最終出願倍率が1.5倍を超えた宇都宮北高では7日朝、緊張感に包まれた教室でマスク姿の受験生が試験開始を待った。同校は各教室前の廊下に消毒用アルコールを設置したほか、休み時間に窓とドアを開けて換気するなど、感染対策に取り組んだ。
一方、学悠館高定時制のフレックス特別選抜も7日に行われ、定員100人に対し157人が受験した。倍率は1.57倍だった。
合格発表は11日。