栃木県と宇都宮市は8日、新たに計631人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。5～8日に高齢者施設などで療養中の80歳以上女性と70代男性、医療機関に入院中の80歳以上男性の計3人が死亡し、県内の死者は計212人となった。障害者施設などで計3件のクラスター（感染者集団）が発生した。
新規感染者は10歳未満～90代の男女で、382人の感染経路が分かっていない。検査なしで医師が陽性判断する「みなし陽性」は32人だった。
クラスターは足利市内の障害者施設で入所者22人、宇都宮市内の保育施設で利用者と職員計11人、真岡市内の幼児教育施設で園児と職員計7人の感染が判明した。また、既に公表済みの感染者1人の取り下げがあった。
7日時点の直近1週間の人口10万人当たりの新規感染者は170.3人。病床使用率は32.9％。
入院者199人、宿泊療養者384人、自宅療養者（療養先調整中含む）5343人、重症者7人。
【8日の市町別感染者数】宇都宮市160人、足利市100人、小山市55人、栃木市44人、鹿沼市33人、佐野市、日光市各26人、大田原市25人、真岡市22人、上三川町、野木町各18人、那須塩原市16人、壬生町14人、さくら市、高根沢町各8人、下野市6人、那須烏山市、芳賀町各5人、益子町、茂木町各4人、那須町3人、矢板市、那珂川町各2人、塩谷町、市貝町各1人、県外25人
