長崎県などは8日、県内19市町で計399人の新型コロナウイルス感染者を確認したと発表。長崎市は、基礎疾患があり入院治療中だった90歳以上の女性が死亡したと明らかにした。
長崎市と島原市で計3件の新規クラスター（感染者集団）が発生。長崎市では民間の通所型介護事業所と児童福祉施設でそれぞれ関係者7人、島原市では市立小1校1学級で児童10人が感染した。
既存クラスターは、北松佐々町の高齢者施設、北松小値賀町の認定こども園が各17人、諫早市の保育所で14人、西彼長与町の学校給食共同調理場が7人（各1人増）、長崎市の民間児童福祉施設が12人、同市の放課後児童クラブ10人（各4人増）などと拡大した。
長崎市立小1校1学級、佐世保市立学校2校2学級、諫早市立小1校1学級、五島市立小1校1学年が新たに閉鎖した。
米海軍佐世保基地は4日以降、基地関係者2人の感染を確認したと発表。累計694人となった。
県は8日、五島医療圏の病床確保のフェーズを「1」から「2」に引き上げ、4床から10床に増やした。6日時点のワクチン接種状況は1回目が80.8％、2回目は79.5％、3回目は28.1％。
