国際女性デーの8日、女子高校生が自ら発信する技術を学び、その成果を発表する会が開かれました。
SDGsをテーマにウェブサイトを作った広島県内の女子高校生たち。
選んだトピックは海洋汚染、地元・東広島市の魅力、チョコレートと様々です。
今年1月から2月、プログラミングを学ぶオンライン講座に参加。コーディングを勉強するイラクの女性たちとも交流し完成させました。発表した一人皆尾麻衣さんが選んだのは先進国の教育。
皆尾麻衣さん
「彼らは授業中にアイパッドを見たり寝たり、関係のないことをするので、これは本当に良いことなのかと疑問を持った。」
日本の学校生活を紹介し、スマホ依存やいじめなどの問題を指摘するサイトを作りました。
皆尾麻衣さん
「作る時に写真を挿入したり文字の大きさを工夫したりするのがすごく複雑だったので、とても難しいと感じました。」
プログラミングを学ぶのは初めて。自分の力で発信できる楽しさを知ったといいます。将来の目標は海外で働くこと。その夢に向けて勉強に励んでいます。
皆尾麻衣さん
「コミュニケーション能力や英語力を鍛えて、海外の困っている人たちを助けたい。」
緊張しながら臨んだ発表会。
皆尾麻衣さん
「国際交流では海外の人たちに自分のことについてや日本の文化について、英語で話せたのでとてもよかった。」
元陸上選手の為末大さんやプロのエンジニアらからアドバイスをもらいました。
皆尾麻衣さん
「もっと英語を勉強しようと思うことができた。情報など苦手な教科も向上心を持って取り組んでいこうと思った。」
様々な分野でジェンダーギャップが大きい日本。ITスキルを武器に社会で闘ってほしい。企画の共催者は言います。
一般社団法人Waffle共同代表 斎藤明日美さん
「自分らしい生活を可能にするスキルを持って子どもたちがこれから育っていってほしい。日本の社会課題やジェンダーの課題はITを活用してどんどん変えていけるのではないか。」