新型コロナウイルス感染症を巡り、神奈川県は9日、県所管域で2人の死亡と、10歳未満～100歳以上の男女1190人の感染を新たに確認したと発表した。うち1100人の感染経路が不明となっている。
死亡したのは伊勢原市の80代女性と、大磯町の80代女性。伊勢原市の女性はクラスター（感染者集団）が発生している県平塚保健福祉事務所管内の高齢者福祉施設に入所していたが、2月13日に容体の悪化で救急搬送され、陽性が判明。同日、新型コロナ感染症による肺炎で死亡した。
大磯町の女性は県平塚保健福祉事務所管内の高齢者福祉施設に入所していたが、2月8日に陽性が判明。同12日に入所施設で新型コロナ感染症による肺炎で死亡した。
また、厚木市の県立障害者支援施設「愛名やまゆり園」で入所者5人の感染が確認され、県はクラスターと認定した。
県は新たに196人が自主療養したと発表した。自主療養の累計は1万2214人となった。
県は8日に感染を公表した男女3人について、重複があったとして取り下げた。
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8日現在の県内の入院患者は1486人で、1500人を下回ったのは2月3日以来となった。
