上越市の高田城址公園で8日から、冬囲いの取り外し作業が始まった。公園内では観桜会に向けた電線設置も行われていて、3月下旬の会期までに全ての取り外しを終える予定だという。
同公園では、西堀遊歩道沿いのブロンズプロムナードで16基、噴水東側の岩野勇三ブロンズコーナーで10基のブロンズ像に、サツキやツツジなどの低木約5000本に冬囲いを行っている。
作業は職員ら約10人が担当。ブロンズ像では、周囲を覆った竹を結ぶ縄を切って取り外し、その土台に組まれた木を解体。竹や木を手早く束ねてトラックに積み込むと、次の作業地点へと向かった。
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公園管理人の宮﨑直樹さんによると、今冬は短期間で一気に雪が積もらなかったため、雪の重みで桜の枝が折れるなどの被害はないという。「冬囲い外しが始まると、ようやく冬が終わったと感じる。訪れた人に桜を楽しんでもらえるよう、手早くしっかりと作業を進めたい」と話した。