地元銘菓、宿泊客に無料提供 鬼怒川観光ホテルと菓子メーカー 連携し食品ロス減図る

鬼怒川観光ホテルで始まった地元菓子の無料サービスコーナー=日光市

 大江戸温泉物語グループの鬼怒川観光ホテル(日光市鬼怒川温泉滝)は今月からチェックイン時間帯の午後3~5時にラウンジで、人気の高い鬼怒川・日光の銘菓を無料で提供してもてなす新サービスを始めた。5月末まで。

 菓子メーカーが、製造過程で発生する形がふぞろいだったり、規格外だったりしながらも味や安全面で問題がない品を無償で提供する。商品化できず廃棄される場合もあり、食品ロスを減らす国連の持続可能な開発目標(SDGs)の取り組みになるとしている。

 賛同した菓子メーカーは、虎彦製菓(日光市鬼怒川温泉滝)、日昇堂(同市今市)、石田屋(同市本町)。虎彦製菓が「きぬの清流」、日昇堂が「葵(あおい)きんつば」「日光ラスク」など、石田屋が「日光甚五郎煎餅」を日替わりで提供する。

 同ホテルは「一人でも多くのお客さまに栃木のおいしさを味わっていただきたいというメーカーとホテルの気持ちから生まれた」としている。

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