FA市場に残るトップ10選手を公式サイトが特集 鈴木誠也の名前も

労使交渉が合意でロックアウトが終了し、日本時間3月11日午前9時からFA選手との契約も解禁された。まだロックアウト後のFA契約に関する報道は出ていないものの、200人前後のFA選手が市場に残っており、これからレギュラーシーズン開幕までの4週間で次々とFA契約が決まっていくのは間違いないだろう。メジャーリーグ公式サイトのマーク・フェインサンド記者は市場に残っているFA選手のなかからトップ10選手をピックアップ。そのなかには鈴木誠也も含まれている。

フェインサンド記者は鈴木について「11月22日に広島東洋カープからポスティング公示されたスズキは、今冬のFA市場において最も魅力的な選手の1人である。この長打力のある右翼手には多くの球団が興味を示しており、マリナーズ、ジャイアンツ、パドレスがこの27歳の選手を獲得する有力候補と目されている」とコメント。ポスティング制度におけるメジャー各球団との交渉期間は30日間であり、鈴木は残り20日ほどのあいだに移籍先を決めることになる。

市場に残っているFA選手のなかで最大の注目株はカルロス・コレアだろう。フェインサンド記者は「オフシーズン開始以降、コレアは最高のFA選手の座に君臨してきたが、他の選手のように素早く契約が決まることはなかった。1月に代理人をスコット・ボラスに変更しており、同じ遊撃手のコリー・シーガーに10年3億2500万ドルの契約をもたらした代理人と力を合わせて大型契約を目指す」とコメント。ぜいたく税の上限ラインが2億3000万ドルに引き上げられたことは、大型契約を目指すコレアにとって追い風となるかもしれない。

昨季王者のブレーブスからFAとなったフレディ・フリーマンも市場に残ったままだ。フェインサンド記者は「以前はブレーブスとの再契約を確実視されていたが、それはもはや既定路線ではない。打線の強化にうってつけの一塁手の獲得にドジャース、ヤンキース、レンジャーズ、レッドソックス、ブルージェイズなどが関心を示しているようだ」とコメント。果たして、フリーマンは今季どの球団でプレーするのだろうか。

なお、フェインサンド記者は、これらの3人に加えてクリス・ブライアント、ニック・カステヤーノス、ケンリー・ジャンセン、カルロス・ロドン、カイル・シュワーバー、ホルヘ・ソレア、トレバー・ストーリーをFA市場のトップ10選手としてピックアップしている。

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