地方暮らしの良さ紹介 宮崎県移住者トークイベント

県北の移住者が地域の魅力などを語り合ったオンラインのトークイベント

 宮崎県北部への移住を考えている人に、移住者が地域の魅力を伝えるトークイベントが5日、オンラインで開かれた。新型コロナウイルス禍でのテレワーク普及などにより地方暮らしへの関心が高まっていることから、県北部広域行政事務組合や県などが初めて開催。県北9市町村の移住者や担当職員らが、それぞれの暮らしぶりや地元の魅力を紹介した。
 2008年に福岡県から美郷町北郷区に移住した上村洋平さん(40)は、まき燃料や微生物を活用したバイオトイレなど、環境に寄り添った生活様式を紹介。18年に五ケ瀬町地域おこし協力隊となり、その後町内にバーとゲストハウスを開いた矢川圭汰さん(26)は住民との絆や観光客との出会いについて語った。
 東京都や福岡県などから参加した約20人からは「いきなり移住してやっていけるか」などの質問が寄せられた。椎葉村で地域振興の仕事に携わる内村光希さん(31)は「まずは短期間のお試し移住をして地域との相性を確かめてみると安心できる」などとアドバイスした。

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