【新型コロナ】横浜市、4会場で夜間接種 市長、小児も「検討したい」

夜間のワクチン接種実施を説明する山中市長=14日、横浜市役所

 新型コロナウイルスワクチンの3回目接種を巡り、横浜市は14日、市が設けた集団接種会場のうち4会場で接種時間を延長して夜間の接種を行うと発表した。

 4会場は(1)日吉会場(慶応日吉キャンパス協生館)(2)センター南会場(パインクリエイトビル)(3)横浜駅西口会場(横浜天理ビル)(4)関内会場(関内中央ビル)で、18~19、23~26、30~31日の8日間実施する。

 夜間の受付時間は水曜・木曜日午後5時半~同7時45分、金曜日同5時半~同9時45分、土曜日同7時45分~同9時45分となっており、センター南会場は金曜日のみ同5時半~同7時45分となる。9千回の接種回数増を見込んでいるという。

 さらに、大規模接種会場での接種回数を5400回増やすとともに、みなとみらい会場(横浜ハンマーヘッド)への無料シャトルバスを増便するとしている。

 14日の取材に応じた山中竹春市長は、保護者の立ち会いが必要な小児接種の夜間実施に関しては「ニーズを把握した上で(集団接種を)検討したい」と説明。首相官邸のホームページに掲載された3回目接種率が全国の政令指定都市の中で最下位を脱したことにも触れ、「所管部署の努力の結果」と話した。 

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