長崎ヴェルカ 練習、紅白戦を初公開 ホーム戦中止でイベント

紅白戦でガード髙比良がドライブを仕掛ける=佐世保市体育文化館

 バスケットボール男子Bリーグ3部(B3)の長崎ヴェルカは12、13日、佐世保市体育文化館で練習や紅白戦を初公開した。両日に開催予定だった静岡戦が相手チームのスタッフに新型コロナウイルス陽性が確認されて中止となったため、代替イベントとして企画。2チームに分かれてシュート本数などを競うミニゲームなどもあり、会場のファンを楽しませた。
 「緊急ヴェルカデー」と題してチケット購入者を招き、公式ユーチューブチャンネルでもライブ配信。12日は伊藤拓摩監督が「シーズン中の公開練習はほぼないこと。ぜひ楽しんで」とあいさつした後、選手たちが実戦さながらの迫力あるプレーを披露した。
 紅白戦では、ガードの髙比良と松本の激しい1対1、フォワード榎田がサイドラインを越えそうなボールを頭から飛び込んで拾いにいくなど真剣勝負を展開。この日で6度目の観戦という諫早市の医師、池松禎人さん(62)は「練習からプロのハードな姿を見せてもらった。B2に上がってもらって、その後の1年でぜひB1にも行ってもらいたい」と期待を寄せていた。

シュート本数を競うミニゲームで3点シュートを狙うフォワード山崎(中央)=佐世保市体育文化館

 イベント後半では、静岡戦で着用予定だった黒色のサードユニホームもお披露目。締めくくりに、10日に特別指定選手で加入した青学大3年のフォワード山崎凛が「長崎でプレーできることをすごくうれしく思う。応援よろしくお願いします」と緊張気味のあいさつで会場を沸かせていた。


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