小田原産の米粉とミカン使用 地元愛詰まったどら焼き誕生 関東大生が企画

小田原産の米粉とみかんを使ったどら焼きを企画した関東学院大学の学生

 神奈川県小田原市内の耕作放棄地を再生し育てた米とミカンを使った「みかん米粉どら焼き」が誕生した。これまで市内の農地再生に取り組んできた関東学院大学の学生が企画し、地域のシニアボランティアや米販売店、老舗和菓子店を橋渡しして実現。売り上げの一部は農地再生へボランティアの活動資金に充てられ、学生らは「人気が爆発する商品でなくても、地域に貢献できる商品になれば」と期待を寄せる。

 米粉を練った皮にミカンのジャムを挟んだどら焼きは今月、和菓子店「うめぞの」(同市栢山)で予約販売がスタート。米粉は志村屋米穀店(同市浜町)が市内の休耕田で収穫した米を使い、ミカンは高齢者ボランティアが集まる「シニアネットワークおだわら&あしがら(SNOA)」が収穫した。

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