秦野・高橋市長、投票日当日にSNSで投票呼び掛け スタッフが投稿、誤配信認め謝罪 1月の秦野市長選

秦野市の高橋昌和市長(資料写真)

 今年1月23日に投開票が行われた秦野市長選を巡り、高橋昌和市長(65)が当開票日当日、LINEアカウントで自身への投票を呼び掛ける投稿をしていたことが16日、分かった。高橋市長は同日の市議会本会議で「市民の皆さまに多大なるご迷惑とご心配をお掛けし、深くおわびする」と謝罪した。

 露木順三氏(共産党)の一般質問に答えた。公職選挙法では、選挙運動が行えるのはウェブも含め、選挙の告示日から投票日前日までと定めている。

 高橋市長によると、LINEを投稿したのは投開票日当日の1月23日午後1時28分。「是非高橋まさかずにお任せください。よろしくお願いします」などと呼び掛ける内容で、会員制交流サイト(SNS)の配信を担当するスタッフが投稿したとしている。関係者が投稿に気付いたが削除することができなかったため、更新停止の手続きを取ったという。アカウントは3月10日までに削除された。

 2月6日に事務所関係者が秦野署に状況説明を行ったという。投稿内容について高橋市長は「不注意による誤配信」と認め、「今後は細心の注意を払い、二度とこのような事態を招かないようなチェック体制にしていく」と謝罪した。(最上 翔)

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