沖縄のコロナ827人、オミクロン派生型8人 前週比5.6%増(3月17日朝まとめ)

 沖縄県は16日、新たに10歳未満から90代の827人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。先週の水曜日と比べ5.6%(44人)増加した。15日の検査報告が遅れ、16日分として計上された可能性が高く、県は減少傾向が続いているとみている。感染力が強いとされるオミクロン株の派生型「BA・2」が新たに8人から検出され県内での検出は計13人となった。
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 県衛生環境研究所は2月23日から3月9日に採取した49検体をゲノム解析し、そのうち10歳未満から50代までの8人が「BA・2」に感染していた。8人の保健所管内別内訳は北部4人、宮古2人、那覇1人、調査中1人。これまで中部、南部でも見つかっており、八重山以外の地域で広がっている。

 新規感染者は10代が最多の171人だった。30代134人、20代130人、40代129人、10歳未満121人と続いた。入院患者は165人で、15日より18人減った。警戒レベルの判断指標となる国基準の病床使用率は26.3%だった。米軍関係は新たに30人の感染報告があった。基地別では普天間10人、キャンプ・フォスター6人、ハンセン5人、キンザー4人、嘉手納3人、コートニー2人。 (稲福政俊)【関連記事】
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