黒岩祐治知事は16日、ロシアによる軍事侵攻を受けるウクライナの隣国ポーランドのパヴェウ・ミレフスキ駐日大使と東京都内で会談した。ポーランドは多くの避難民を受け入れており、ウクライナを支援するチャリティーコンサートの県内開催に向けて県とポーランド大使館が協力していくことになった。
会談は県側の働き掛けで実現。県によると、大使は「ポーランドに入国する避難民は日々増えている。ほとんどが子ども連れの女性で、親族や友人宅に滞在するほか、身寄りがない人は一般の家庭で受け入れている」などと現地の状況を説明した。現状では支援物資は足りているという。
知事は県内でのチャリティーコンサートの開催を大使に提案。大使からは、ウクライナ大使館とも連携して進めていきたい意向が示された。県は今後、開催に向けた具体的な調整を進めていく。
知事は会談後、「有意義なチャリティーコンサートになるよう、大使館とも一緒に進めていきたい」とのコメントを出した。