食品ロス削減へ提案も 西都・妻南小生が学習発表会

SDGsについて1年間学んだ成果を披露した発表会(妻南小提供)

 西都市の妻南小(榎本浩之校長、463人)で11日、持続可能な開発目標(SDGs)をテーマに学習してきた6年生82人の発表会があった。調べ学習や地域での取材活動など1年間の成果を披露した。
 6年生は本年度、総合的な学習の時間を使い、17の目標などSDGsの基本的な考え方を初めて学習。市役所や企業にも取材し、地域の課題や自ら取り組める行動について考えてきた。
 この日は、個人やグループ単位で、スライドなどを用いて成果を発表。ジェンダー平等について考えたグループは「女性にもズボンをはきたい人がいる」として、中学校の新しい制服の実例を提案。児童福祉について調べたグループは、フードバンクに寄付するためチラシを作って食材を集めた活動などを報告した。
 食品ロスの削減を考えた壹岐彩香さん(12)は「自分たちの発表を聞いた人から、スーパーなどでは(賞味期限が近い商品の)『手前取り』をするといい、という助言も聞けた。小さなことからでも始めていきたい」と話していた。

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