新型コロナウイルス感染症を巡り、横浜市は17日、新たに70~90代の男女7人の死亡と、10歳未満~90代の男女2066人の感染が確認されたと発表した。重症2人、中等症6人、軽症2025人、無症状23人、10人の症状が分かっていない。
市によると、亡くなった7人のうち4人はクラスター(感染者集団)が発生している病院に入院していた。
長田病院(同市港南区)に入院していた70代男性は10日に発症し、陽性が判明。12日に亡くなった。同病院では職員5人を含め計13人の感染が確認されている。
ふれあい鶴見ホスピタル(同市鶴見区)では患者2人が亡くなった。70代男性と80代女性は、いずれも7日に陽性が判明し、12日に死亡した。同病院での死者は計3人となった。
イムス横浜狩場脳神経外科(同市保土ケ谷区)に入院していた80代男性は、13日に亡くなった。市は家族の同意が得られないとし、詳細な経過を公表していない。同病院での死者は計4人となった。
瀬谷区の70代男性は、2月15日に発熱で発症し、陽性が判明。17日に呼吸苦で入院したが、3月10日に亡くなった。
港北区の90代男性は2月1日に発熱し、3日に陽性が判明。自宅で療養していたが身体を動かすのが困難となり、12日に入院し、3月15日に亡くなった。
ほかに90代男性が11日に亡くなったが、市は家族の同意が得られないとし、詳細な経過を公表していない。
市内では、幼稚園と障害者通所施設で感染が拡大し、市はクラスターと認定した。