JR長崎駅高架下「かもめ市場」 18日開業 「観光地つなぐ拠点に」

県産の果物や農水産物を味わえる「ご当地レストラン」ゾーン=長崎市、長崎街道かもめ市場

 JR長崎駅(長崎市尾上町)高架下に18日オープンする商業施設「長崎街道かもめ市場」の内覧会が17日あった。西九州新幹線開業を約半年後に控える県都の玄関口に新たなグルメスポットが誕生する。
 近くのアミュプラザ長崎と同じJR長崎シティ(同市)が運営。駅改札口前に位置し、延べ床約4400平方メートル。「ご当地レストラン」「かもめ横丁」「土産」の3ゾーンに、地元農水産物を扱う飲食や土産など54店舗が入る。7割超が県内事業者で、飲食店は新型コロナウイルス対策の第三者認証を取得予定。
 ご当地レストランには、ちゃんぽんやトルコライスなど市内の名店がそろう。JA全農「みのりカフェ」が県内初登場し、長崎和牛の丼や県産果物のパフェを味わえる。かもめ横丁は、居酒屋などの入り口に壁がなく開放的。共有スペースに料理や酒を持ち寄れる。土産ゾーンにはアミュからの移転も含め27店が並び、かまぼこ製造実演販売もある。
 アミュの公式LINE(ライン)でテークアウトメニューを事前注文し、待ち時間なく受け取れる。
 JR長崎シティの赤木征二社長は「長崎のいいものをたくさん取りそろえている。観光地につなげる拠点になれれば」と抱負。2店舗を出す亜紗グループ(同市)の藤井智明社長は「長崎の玄関口で魚専門店の味を届けたい」と語った。

27店が並ぶ「土産」ゾーン=長崎市、長崎街道かもめ市場

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