キャンプで最も使用するアイテムといえば、アウトドアチェアです。焚き火や食事をしながらリラックスしたり、座っている時間が多いですよね。しかしさまざまなアウトドアチェアがあり、どのような選び方をすれば自分に合うものが見つかるのか悩んでしまいます。そこで今回は、アウトドアの種類や選ぶ際に重要な5つのポイントを解説し、タイプごとのおすすめのアウトドアチェアをご紹介します。
【アウトドアチェアの種類】まずはキャンプスタイルに合わせて椅子のタイプを決めよう!
まずはキャンプで使えるアウトドアチェアにはどんなタイプがあるのか、ご紹介していきます。
自分のキャンプスタイルを想像してどんなタイプの椅子が合いそうか、チェックしてみてくださいね!
アウトドアチェアのタイプは大きく分けて以下の5種類があります。
それぞれの特徴やメリット・デメリットは以下のとおり。
それぞれのタイプについて、詳しく解説していきます。
タイプ1:「ハイチェア」
ハイチェアは、座面の高さが40cmよりも高いチェアのことを言います。
ご家庭のダイニングテーブルの高さに近いため、キャンプでの食事やバーベキューなどのシーンにおすすめです。
ワーケーションなどのPC作業をする人にも適しています。
タイプ2:「ローチェア」
ローチェアは、座面の高さが30cmほどのチェアのことを言い、足を伸ばしやすく、焚き火を楽しみながら寛ぐのにピッタリ!
ロースタイルは人気が高く、種類やデザインが豊富なので、お気に入りのチェアが見つかりやすいです。
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タイプ3:「ハイバックチェア」
ハイバックチェアは、背もたれ部分が高く長時間座っても疲れにくい特徴があります。
背中や頭全体をホールドしてくれるため、快適な座り心地です。
キャンプ中はあまり動かず、チェアで過ごす時間が多い人におすすめ!
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タイプ4:「ベンチ」
ベンチは、通常のチェアよりも座れるスペースが広く、ゆったり座ることができます。
キャンプ場についたら、サッと開くだけで完成するので、子どもたちが座ったり、荷物置きや昼寝場所として使うなどいろんな使い方があり、便利なチェアです。
タイプ5:「座椅子」
最近、人気を集めているのが、お座敷スタイルのキャンプ。
座椅子があれば、お尻も痛くならず、背もたれに寄りかかれるので、より快適なおこもりキャンプをしたい人におすすめです。
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【アウトドアチェアの選び方】キャンプの椅子選びでチェックしたい5つのポイント
自分のキャンプスタイルに合った椅子の種類が決まったら、その中でもどんな椅子を選べば良いのか、チェア選びで意識したいポイントを5つご紹介します!
ポイント1:収納性・重さ
まず重要なポイントが、「どれだけコンパクトに収納できるか」と「重さ」。
車でキャンプに行く場合はそれほど気にしなくても大丈夫ですが、車を使わない場合やソロキャンプでは、なるべく荷物をコンパクトに軽くしていきたいところ。
そこで、自分のキャンプスタイルに合わせて収納サイズや重さをチェックするようにしましょう。
基本的には、ハイチェアの方が収納サイズは大きくなり、ローチェアの方が収納サイズはコンパクトになるものが多い傾向があります。
ポイント2:組み立て方
次にポイントとなるのが、組み立て方です。
主に2種類の組み立て方があり、一つはサッと開くだけで使えるタイプの「収束型チェア」。
もう一つは、ポールを組み立て、座面を取り付けるタイプ「組み立て式チェア」になります。
それぞれの特徴やメリット・デメリットは以下のとおり。
組み立て式チェアは、ポールを繋げて座面を取り付ける必要はありますが、使っていくうちに慣れてきますので、あまり心配をしなくても良い部分だと思います。
チェアによっては、収納ケースに余裕がないものがあり、片付けが大変になる場合があります。
収納しやすさもチェックするようにしましょう。
ポイント3:機能性
後悔しにくいチェアを選ぶポイントとして、どんな機能を重視するのかあらかじめ考える必要があります。
車やバイクへの積載スペースや持ち運びのしやすさを重視したいなら、軽量コンパクトなチェア。
腰への負担を低減したい、座り心地を重視したいなら、ホールド感のあるチェアを選ぶ、といった具合です。
またその他にも、なかには
- 高さを3段階に調整できる
- ドリンクホルダー
- ひじ掛け
- ロッキングチェア仕様
といった機能が付いているチェアもあるので、自分の求める機能が付いているかチェックしてから購入するようにしましょう。
ポイント4:素材
チェアのシートやフレームの素材にも注目しておきたいポイント。
シートの素材は、耐久性の高いポリエステルや通気性抜群のメッシュ生地などがあります。
これらは、火の粉が当たると穴があいてしまうリスクがありますので、火の粉を気にせずに焚き火を楽しみたいなら、難燃素材(=燃えにくい素材)やコットン素材のチェアを選ぶのもおすすめです。
▼「難燃素材」チェアがほしい人にはこちらの記事もおすすめ!
フレームの素材は、木製やアルミ製、竹製を組み合わせたチェアなどがあります。
どれも丈夫な素材ですが、軽さや見た目の雰囲気に違いがありますので、自分のキャンプスタイルに合わせて選ぶようにしましょう。
ポイント5:デザイン
座り心地や重量、コンパクトさなども重要ですが、あなた好みのデザインなのかも大事です。
スタイリッシュ、ナチュラル、シンプルなデザインや柄やカラーなど、おしゃれなチェアが増えてきています。
キャンプだけでなく、おうちでも使えるデザイン性のあるものを選んで、インテリアとして使うのもありです。
【ハイチェア】キャンプにおすすめの椅子3選
座面の高さが高めなので、立ったり座ったりが楽なハイチェア。
普段のダイニングチェアと同じ感覚で使いやすく、キャンプやBBQなどの食事シーンや食後のまったり時間にピッタリなチェアをご紹介します。
【おすすめ1】スノーピーク「FDチェアワイド」
ハイチェアの中でも大定番で、食事がしやすいと評判が高いスノーピークのチェア。
レッドカラーも良いですが、新色としてグレー&フレームブラックが追加され、さらに見た目もシックになりました。
キャンプサイトをより落ち着いた雰囲気にコーディネートできます。
【おすすめ2】コールマン「サイドテーブル付デッキチェア」
お皿やお箸、コップなどを乗せられるサイドテーブル付きチェア。カップホルダーも付いているので、飲み物をこぼしにくく便利です。
食事中や食後のコーヒータイムなど、ゆったりしたシーンにもピッタリ!
▼愛用者の詳しいレビューはこちらの記事で紹介しています!
【おすすめ3】ロゴス「LOGOS Life ダイニングチェア」
肘掛けはフレームと一体化しており、安定感のあるチェア。
背もたれが高く広いので、ゆったり座れることはもちろんですが、隣りのチェアとぶつからないサイズに設計されているため、ピッタリ横に並べることができます。
人数の多いファミリーなら、ストレスなく食事を楽しめます。
【ローチェア】キャンプにおすすめの椅子6選
焚き火を見ながら足を伸ばしてゆったりと座れるローチェア。
ロースタイルが主流ということもあり、さまざまな種類やデザイン、機能性のあるものが増えてきています。
そんな中でおすすめしたいローチェアをご紹介します。
【おすすめ1】ヘリノックス「コンフォートチェア」
その機能性や品質の高さからキャンパーからの支持も厚い、ヘリノックスのチェア。
なかでも「コンフォートチェア」はシンプルな見た目がおしゃれであり、包み込まれるような座り心地も良いローチェアです。
総重量は1kgほどであり、コンパクトに収納できるので、持ち運びが楽ちんです。
▼「コンフォートチェア」を含む、人気のヘリノックスチェア7種を徹底比較した詳しいレビューはこちらの記事で紹介しています。
【おすすめ2】DOD「スゴイッス」
4段階の高さ調整により、ローやハイスタイル、焚き火スタイルなど、いろんなシーンに合わせて、調整できるチェア。
さらに、前後の脚の長さを調整することで角度も調整可能です。
いろんなスタイルをチェア一つで楽しみたい方におすすめ。
▼詳しいレビューはこちらの記事で紹介しています。
【おすすめ3】スノーピーク「ローチェア30」
座面高は30cmであり、重心が低いため安定感があります。
ポイントは竹集材の肘掛けであり、見た目に温もりを感じるデザイン。
さらに、背面の高さもあるのでゆったりと座りたい方におすすめです。
▼詳しいレビューはこちらの記事で紹介しています。
【おすすめ4】クイックキャンプ「ウッドローチェア」
ナチュラルで木の温かみのあるウッドフレームチェア。
背面には収納ポケットやマルチループがあるので、ちょっとした小物類を置くのに便利です。
背面と座面が一体型なので、すき間から物や脱いだ服などが落ちたりする心配もありませんので、使い勝手も良い。
▼詳しいレビューはこちらの記事で紹介しています。
【おすすめ5】コールマン「コンパクトフォールディングチェア」
火の粉に強いコットンキャンバス地を採用したチェア。
肌触りが良いウッドアームレストで冷たさを感じにくく、見た目もおしゃれです。
コスパが良いチェアであり、さまざまなカラーや柄があるので、自分好みのデザインを探すのもあり。
▼詳しいレビューはこちらの記事で紹介しています。
【おすすめ6】キャプテンスタッグ「リラックスクッションチェア」
その名通り、シートはクッション性があり、フカフカして肌触りも良いチェア。
他のチェアでも包み込んでくれるようなものはありますが、それらと比べて幅が広く、まるでソファーに座っているような座り心地で気持ち良いです。
▼詳しいレビューはこちらの記事で紹介しています。
【ハイバックチェア】キャンプにおすすめの椅子4選
背もたれ部分が高く、背中や頭をしっかりホールドし、座り心地が良いハイバックチェア。
より快適に過ごしたい方におすすめのハイバックチェアをご紹介します。
【おすすめ1】ogawa「ハイバックチェア コットン」
背もたれが高く、安定した座り心地で快適に過ごせるチェア。
肘掛けには冷たくなりにくいセルウッド、背面には便利なポケットが付いているなど、細かな配慮が感じられます。
また、火の粉に強いコットン素材を使用しているため、焚き火の近くで使っても安心感があります。
ちなみに、これからブラックフレーム版も発売予定です。
【おすすめ2】ヘリノックス「チェアツーホーム」
ローチェアで人気のある「コンフォートチェア」をベースに、背もたれを長くしたチェア。
組み立て式であり、コンパクトチェアとは思えないほどの驚くような座り心地です。
ロースタイルで、より快適にくつろぎたい方におすすめ。
▼詳しいレビューはこちらの記事で紹介しています。
【おすすめ3】コールマン「インフィニティチェア」
リラックスをとことん追求して作られたチェアであり、一度座ったらその座り心地の気持ち良さをすぐに実感できます。
リクライニングが可能であり、上を向いてリラックスして過ごせます。
収束型チェアなので、たった3秒で設営・収納が可能。
▼詳しいレビューはこちらの記事で紹介しています。
【おすすめ4】アディロンダック「リラックス キャンパーズチェア」
ヘリノックスなどの海外メーカー商品を日本国内へ紹介してきた「A&F」社のオリジナルブランドが「アディロンダック」。
その中でも「リラックス キャンパーズチェア」は座面が低く、背もたれに若干傾斜をつけることで、よりリラックスできるように考えれたチェアです。
アーム部は腕にフィットするカーブ形状であり、チェアから立ち上がる際に持ちやすく設計されています。
【ベンチ】キャンプにおすすめの椅子3選
横に並んで一緒に座れるチェアといえば、ベンチです。
ロースタイルに適した座面高がほとんどでしたが、最近はより座面が低いタイプもあります。
それを踏まえて、おすすめのベンチをご紹介します。
【おすすめ1】コールマン「リラックスフォールディングベンチ」
座面幅が92cm、耐荷重が160kgであり、大人2人がゆったり座れるサイズ感。
ウッドアームレストは肌触りが良く、落ち着きます。
ベンチの中では最軽量クラスであり、折りたたんだ状態で持ち運びがしやすいようにハンドルも付いています。
▼詳しいレビューはこちらの記事で紹介しています。
【おすすめ2】DOD「グッドラックソファ」
クッションカバーが付属するベンチで、フカフカな座り心地。
フレームが背中やひざ裏に当たるのが気になる方におすすめです。
飲み物や食べ物をこぼして汚れたとしても、クッションカバーは丸洗い(手洗い)できるので、清潔な状態で使うことができます。
さらにこちらのソファはフカフカな生地を取り外して車の荷室にそのまま入れることで、座面の上下に荷物を収納できる「収納棚」としても使うことができる優れもの!
「収納がかさばる」のを逆手に取った、1台2役のベンチはオートキャンプの強い味方になりそうです。
【おすすめ3】キャプテンスタッグ「モンテ アルミ背付ローベンチ 960」
ありそうでなかった「ベリーロースタイルな」ベンチ。
他のベンチよりも座面高が低いため、子供が座りやすく、ゆったりと足を伸ばして2人でくつろげます。
高さがない分、軽量コンパクトであり、持ち運びも便利!
【座椅子】キャンプにおすすめの椅子3選
最近、流行りつつあるのが、お座敷スタイル。
快適性やデザイン性、カラバリが増えて選択肢の幅が広がっています。
最新のおすすめの座椅子をご紹介します。
【おすすめ1】コールマン「コンパクトグランドチェア」
背もたれ部分にフレームがあり、しっかりと体を支えてくれるため、地べたでも快適に座ることができます。
柄ものもありますが、オリーブやグレーなどの落ち着いたカラーが発売されているので、アースカラーのテントにコーディネートしやすいです。
【おすすめ2】キャプテンスタッグ「FDチェア・マット」
折りたたむと厚さ3.5cmになるので、積載スペースを取らないコンパクトな座椅子。
いろんなカラーや柄があるので、キャンプサイトに合うものが見つかりやすいです。
両脇のベルトを外すと、マットとしても使用できます。
【おすすめ3】ロゴス「Tradcanvas ポータブルあぐらチェア」
座面高さが20cmとかなり低いあぐらチェア。
歴代のあぐらチェアと比べると、ワイド&ハイバックになり座り心地が向上しただけでなく、座る面も浅くなったことで、立ち上がりやすくなりました。
最もビッグなサイズですが、収納幅は従来品よりもコンパクトに改良されて使い勝手が良くなっています。
▼詳しいレビューはこちらの記事で紹介しています。
自分のスタイルに合うアウトドアチェアを探してみよう!
キャンプでの過ごし方やスタイルはさまざまですので、使用するシーンや携帯性、機能性などに応じて選ぶ必要があります。
5つの選び方のポイントを意識して、自分のスタイルに合うアウトドアチェアを見つけてみてくださいね。
▼「コンパクトなアウトドアチェア」はこちらの記事も参考にチェックしてみてくださいね!