聖地のアジフライ 新メニュー開発 3店舗で提供 レシピも公開 松浦市

左上から反時計回りにGIFTの「アジフライパスタ」「サラダピザ」、松浦シティホテル・松花の「アジフライおにぎらすカゴ膳」、旅亭吉乃やの「アジフライ海苔巻き」「アジフライサンドイッチ」

 「アジフライの聖地」を宣言している長崎県松浦市は、国内外の観光客をターゲットにしたアジフライの新メニューを開発した。市内の連携店3店舗が協力して、1日8~10食限定で五つのメニューを提供している。
 観光資源を磨き上げて域内連携を図る観光庁の実証事業の一環。メニュー開発には、福岡県久山町の「茅乃舎」や熊本県・黒川温泉(南小国町)の旅館「山河」の料理メニューなどを手掛けた福岡県太宰府市の料理研究家、近藤直子さんをアドバイザーに迎えた。
 新メニューは、同市志佐町のイタリアンレストラン「パスタ&ピザ GIFT」の「アジフライのパスタ」(1200円)、「サラダピザ」(1280円)。松浦シティホテルのレストラン「松花」の「アジフライおにぎらすカゴ膳」(千円、おにぎらす単品はテークアウトのみ500円)。同市鷹島町の「旅亭 吉乃や」の「アジフライサンドイッチ」(500円)、「アジフライ海苔(のり)巻き」(800円)。
 それぞれ独自の工夫を凝らした新メニューは市のホームページでレシピを含めて公開。近藤さんは「松浦のアジフライのおいしさをさらに知ってもらい、メニュー開発を重ね、国内外から多くの人が松浦を訪れることを期待したい」と話している。


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