「白ナンバー」飲酒対策厳格化 宮崎県内3200社対応苦慮

道交法施行規則の改正で白ナンバー事業者の飲酒運転対策が厳格化される。宮崎県内でもアルコール検知器が品薄になるなど担当者は対応に追われている

 千葉県八街(やちまた)市で昨年6月、下校中の小学生5人が飲酒運転の大型トラックにはねられ死傷した事故を受け、事業者の飲酒運転対策が4月から順次厳格化される。社用車が5台以上ある「白ナンバー」事業者などが対象で、宮崎県内では約3200社に上る。運転前後の目視による酒気帯び状態の確認・記録のほか、10月以降はアルコール検知器の使用も義務付けられる。企業担当者からは「厳格化は仕方ないが、業務負担やコスト増は避けられない」と対応に苦慮している。

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