エリザベス女王 ヘリ利用&車いすで出席の可能性 最愛のフィリップ殿下追悼礼拝

エリザベス女王(95)がフィリップ殿下の追悼礼拝に出席するようだ。29日にロンドンのウエストミンスター寺院で行われる同礼拝で、昨年4月に99歳で他界した夫フィリップ殿下を偲ぶ予定だ。

現在運動面での支障がある女王のために英王室のスタッフらが細心の注意を払い移動手段を考案中。ウィンザー城からヘリコプターによる15分の飛行でバッキンガム宮殿に向かう可能性もあるようだ。

人目につかぬよう、通常とは異なりディーンズ・ヤード側の入り口に車を止め寺院敷地内に入った後、ザ・サンクチュアリの自身の席へ最短時間でたどり着ける、多くの詩人や劇作家が祭られている「詩人のコーナー」から建物に入る見込みだそうだ。

ザ・サン・オン・サンデー紙によると、女王のプライバシーを守るため、スクリーンも用意し、他人の目やテレビカメラを避ける手段も考慮されているそうで、通常なら最後に入場するものの、今回はゲストよりも早く着席することもあり得るという。

また女王本人は望んでいないものの、車いすの使用も選択肢の中にあるようだ。王室専門誌マジェスティ・マガジンのイングリッド・スワード編集長はこう話す。「女王が車いす姿を見られたくないのは分かります。しかし、国家元首として、人々がその姿を望んでいることから、彼女が車いすを良しとする可能性もあります。最良の方法は写真撮影無しにすることでしょう。女王は不参加は決して望んでおられないのです。あの年齢で身体的な問題を抱えると大変ですし、スタッフも頭を痛めています」

今月29日の同礼拝にはヘンリー王子とメーガン妃を除き、全ての英王室メンバーが出席予定。国外からはデンマーク、ベルギー、オランダ、ノルウェー、スウェーデン各国の女王や王の出席も明らかになっているほか、フィリップ殿下のドイツ系の親戚及び、生前パトロンを務めた団体の代表らが顔をそろえる予定だ。

(BANG Media International/よろず~ニュース)

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