抱負を胸に、新学年へ 長崎県内公立小中高で修了式

藤田校長(左)から修了証書を受け取る代表児童=南島原市立加津佐小

 長崎県内のほとんどの公立小中高校で24日、修了式があった。修了証書を受け取った児童生徒は1年間の学校生活を振り返り、新学年に向けて気持ちを新たにした。多くの学校で転出、退職する教職員の離任式もあった。
 南島原市加津佐町の市立加津佐小(134人)では定年退職する藤田哲夫校長(60)が児童と習慣にした「ありがとう運動」に触れ「たくさんの『ありがとう』を言ってくれた。先生も毎日100回以上の『ありがとう』を続けて、3年間で計約10万回言えた。みんなの爽やかな笑顔にも癒やされた」と感謝した。
 1年生3人が3学期の取り組みを発表。吉田晴一君(7)は「引き算と音楽を頑張った。2年生では、漢字を頑張る」と抱負を語った。
 新年度の始業式は多くの公立小中学校で4月6日、県立高では同7日にある。

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