松浦鉄道フルラッピング広告 パーソルワークスデザインが民間企業初

出発の合図をする平林社長=佐世保市、MR佐世保駅

 業務受託を手掛けるパーソルワークスデザイン(東京)は、民間企業としては初めて、松浦鉄道(MR)の車両1台にフルラッピング広告を実施。長崎県佐世保市三浦町のMR佐世保駅で、関係者らを集めた同車両の出発式があった。
 パーソルワークスデザインは2017年に誘致企業として同市に進出。今月、フロアを増設したことに伴い大規模採用を展開することから、認知度を高めようと広告を企画した。
 フルラッピングが施された車両は「ワクワク号」と命名。白をベースにした車体に同社名と、昨年策定したテーマ「ワクワクワークのあふれる社会へ」の文字。車内には会社紹介の中づり広告などが並ぶ。既に運行しており、今年末まで佐世保駅~有田駅間を走る。
 出発式は18日にあり、同社の平林由義社長は「広告に共感した方がうちで働きたいと思っていただけたら」とあいさつ。MRの今里晴樹社長は「上品な仕上がりになっている。乗る人や沿線から見る人にワクワクしてもらえるのでは」と話した。

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