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長崎県内は26日未明から朝にかけて、発達する低気圧の影響で大気の状態が不安定になり、県内各地で暴風と大雨に見舞われた。新上五島町有川では1時間最大降水量37.5ミリ、最大瞬間風速25.2メートルを観測し、いずれも3月の観測史上最大を記録した。
長崎地方気象台によると、最大瞬間風速は雲仙岳30.1メートル、対馬空港25.7メートル、西海24.2メートルなど。雨が降り始めた25日午後11時から26日午前9時までの降水量は新上五島町有川82.5ミリ、対馬空港62.5ミリ、五島木場町53ミリなど。
交通も乱れた。竹が倒れ停電したためJR佐世保線の肥前山口-佐世保間で26日午前5時半~7時ごろ、特急と普通列車計13便が運休し約1300人に影響が出た。海の便は、本土と五島を結ぶ九州商船がジェットフォイルやフェリーなどほとんどの便を欠航した。
停電も発生。九州電力送配電によると、県内約2560戸が5分以上停電した。五島市奈留島では40戸が約5時間半、停電した。