異動の春。長崎県西彼時津町西時津郷の崎野自然公園でも、“顧問”として飼われていた人気者のヤギ「さき」と「のん」が今月、生まれ故郷の長崎市外海地区に“転勤”した。
“赴任”した約5年前は生後1カ月。名前も公募で決まり利用者にかわいがられた。今月末まで指定管理者を務める時津町手をつなぐ育成会の山内俊一理事長は「新型コロナ禍の真っただ中でも、皆さんの癒やしになったのでは」と功績をたたえる。
草を食べて大きく育ち、公園での役目も一区切り。「紙面をもってあいさつに代えさせていただきます」。2匹の“声”が聞こえてきそう。
