早朝の針尾瀬戸を通過 西九州新幹線の車両「かもめ」 2度目の海上輸送

台船に載せられ、針尾無線塔に近い針尾瀬戸を通る「かもめ」=西海市西海町(27日午前6時40分)

 9月23日に開業する西九州新幹線(武雄温泉―長崎)の車両「かもめ」が27日、海上輸送で長崎県の佐世保、西海両市間の針尾瀬戸を通過した。その姿を見ようと多くの鉄道ファンらが集まった。
 海上輸送は1月に続き2回目。山口県下松市の日立製作所笠戸事業所を24日に出発していた。
 27日、朝日に照らされた白い6両を載せた台船が、同瀬戸に架かる西海橋の下を航行。サクラが咲き始めた西海橋公園や橋の上でファンらが写真撮影していた。
 車両は27日午前、川棚港に到着した。28日以降、大村市の車両基地に陸送される。

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