沖縄県竹富町発注の工事を巡る汚職事件で、那覇地検は28日、業者側に入札情報を不正に漏らした見返りに現金計1700万円を受け取ったとして、加重収賄などの罪で前竹富町長の西大舛高旬容疑者(74)=官製談合防止法違反などの罪で起訴=を追起訴した。地検は認否を明らかにしていない。
地検は贈賄と官製談合防止法違反の罪で下請け業者の被告(69)、無職の被告(75)を、官製談合防止法違反の罪でJFEエンジニアリング社員の60歳被告と51歳被告を追起訴した。
西大舛被告は、2020年5月に町が発注した石垣島と竹富島を結ぶ海底送水管更新工事の最低制限価格を漏らしたとして、官製談合防止法違反と公契約関係競売入札妨害の罪で逮捕、起訴された。