ジャイアンツの開幕投手はウェブ 「めちゃくちゃ興奮している」

ジャイアンツのゲーブ・キャプラー監督は、2022年シーズンの開幕投手をメジャー4年目の25歳右腕ローガン・ウェブに任せることを発表した。自身初の開幕投手に指名されたウェブは「めちゃくちゃ興奮している。家族もめちゃくちゃ興奮している。楽しみにしていたことだからね。この球団では非常に特別な男たちが開幕投手を務めてきた。自分もその一員だと言うことができるのはとてもクールだね」と大喜び。今季のジャイアンツは2009年以来13年ぶりにホームで開幕戦を戦うだけに、喜びもひとしおだ。

ウェブはメジャー3年目の昨季、27試合(うち26先発)に登板して148回1/3を投げ、11勝3敗、1ホールド、防御率3.03、158奪三振の好成績をマーク。メジャー最初の2年間はいずれも防御率5点台だったが、目覚ましい成長を遂げ、ドジャースとの地区シリーズでも2度先発して1勝0敗、防御率0.61の快投を見せた。先発ローテーションのメンバーでは最年少だが、キャプラー監督は「たくさんの素晴らしい選択肢のなかから彼が開幕投手に選ばれたのは、チームメイトやコーチングスタッフからの信頼の表れだよ。大役に相応しいと思うし、投手陣のリーダーの1人だからね」と信頼を寄せる。

今季のジャイアンツは、昨季の先発ローテーションからケビン・ゴーズマンとジョニー・クエトが抜けたものの、アンソニー・ディスクラファーニ、アレックス・ウッドとは再契約を結び、カルロス・ロドン、アレックス・カッブを新たに獲得。ウェブは「球界最高のローテーションになる可能性があると思う。心の底からそう信じているよ」と話している。その中心となるのがウェブであり、ホームで迎える開幕戦を多くの家族に見に来てもらいたいと考えているようだ。

キャプラー監督は「これはローガン・ウェブにとって最後の開幕投手にはならない。私はそう確信しているよ」とコメント。指揮官が期待するように、自身初の開幕投手が真のエース誕生の第一歩となるか注目だ。

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