レッズがロイヤルズとトレード ギャレットを放出してマイナー獲得

日本時間3月17日、レッズはロイヤルズに救援左腕アミール・ギャレットを放出し、先発左腕マイク・マイナー(プラス金銭)を獲得するトレードが成立したことを発表した。年俸総額削減の方針に従い、ソニー・グレイ、ジェシー・ウィンカー、エウヘニオ・スアレスをトレードで放出したレッズだが、ニック・クロールGMはルイス・カスティーヨ、タイラー・マーリーの両右腕については放出の可能性を否定。マイナーの加入により、カスティーヨとマーリーを中心とした先発ローテーション5人の顔ぶれが固まった。

現在34歳のマイナーは、2年1800万ドル+オプション1年の契約で古巣ロイヤルズに復帰した昨季、28試合に先発して158回2/3を投げ、8勝12敗、防御率5.05、149奪三振と期待はずれの成績に終わった。今季の年俸は1000万ドル、来季の球団オプションには100万ドルのバイアウトが設定されているが、メジャーリーグ公式サイトのマーク・フェインサンド記者によると、ロイヤルズはこのバイアウト100万ドルを負担するようだ。さらに「シンシナティ・インクワイアー」のボビー・ナイチンゲール記者は、ロイヤルズがマイナーの今季の年俸のうち50万ドルを負担することを伝えている。

グレイを放出したレッズだが、カスティーヨとマーリーの2人は残留が濃厚。ここに昨季台頭したブラディミール・グティエレス、ロイヤルズから獲得したマイナー、マリナーズから獲得したジャスティン・ダンを加え、開幕ローテーションを形成することになりそうだ。

一方のロイヤルズはブルペン強化のためにギャレットを獲得。2019年に自己最多の69試合に登板して防御率3.21、短縮シーズンの2020年も21試合で防御率2.45と好投したギャレットだが、昨季は63試合に登板して0勝4敗7セーブ、7ホールド、防御率6.04に終わった。昨季の年俸は150万ドルで、年俸調停期間2年目を迎える今季の年俸は220万ドル前後と予想されている。

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