新潟県内のウクライナ避難民受け入れ検討、村上市が新たに受け入れの意向を示し計5市に

新潟県では現在、ロシアによる軍事侵攻を受けるウクライナからの避難民の受け入れに向け、出入国在留管理庁との相談・調整を進めているが、30日には新たに、村上市が避難民を受入れる意向を示したと発表した。受け入れに向け調整を進める県内市町村は、同市を含め5市となった。

県では現在、県内公営住宅の空き状況を確認中であり、現在は約150戸が入居可能であるという。また県外国人相談センター(外国人向け相談窓口)でのロシア語通訳員の配置や、ウクライナ語とロシア語のボランティア通訳の緊急募集といったコミニュケーションの面でも整備を進める。

また避難民受入れについては、県が窓口となり市町村と調整を図る。現在は前述の村上市をはじめ、新発田市、小千谷市、上越市、南魚沼市から就労や教育なども含めた受入れの意向があり、国との調整を進めている。

加えて県は同日夜から、県庁舎のライトアップをウクライナ国旗カラーである青と黄色に変更する。実施期間は4月8日までを予定。

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