ハート、マンC退団時のペップとの会話を回顧「チャンスをくれと言ったけど…」

 セルティックのジョー・ハートは、マンチェスター・シティ退団の決め手となったジョゼップ・グアルディオラ監督との会話を振り返った。

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 34歳ハートは2006年にマンCに移籍し、ローンで研鑽を積みレギュラーに定着。2度のプレミアリーグやFAカップなど、複数のタイトルを獲得した。しかし2016年にグアルディオラ監督が就任し、戦力外となりトリノにレンタル移籍。その後もマンCでレギュラーシーズンに起用されることはなく、2018年にバーンリーに完全移籍を果たした。マンCで突如訪れたキャリアの転換期について、ハートは『In the Stiffs』で当時のグアルディオラとの会話を明かしている。

「彼は僕の経歴にとても詳しくて、何をしてきたのか、僕らがどういうサッカーをしてきたから熟知していた。2時間の会話だったけど、このままではうまくいかないと言って終わったようなものだった。だから僕は“賛成できない”と言ったよ。すると彼は“私が間違っていると言われたのは初めてだ。だが君は私が求めているGKとは違う”と言ったんだ。チャンスは僕に与えるべきと返したけど、“もちろん君には機会を与えるだろう。しかし…”との回答だった。最後に“しかし”と言われた時点で決定事項なんだと思ったよ」。

「僕はその道の第一人者から指導を受ける機会を得たいと思ったんだ。もちろん、どうやればいいか分からなかった。やったこともない事を、どうしてやれと言うのか。結局、彼の言う通り僕には無理だったんだろうね」。

ハートがマンC退団のきっかけとなったペップとの会話を明かす Photo Robbie Jay Barratt - AMA

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