「開かれた議会」へ議論 宮崎市議DXチームと若者

議会のDXなどについて議論した宮崎市議と学生らとの意見交換会

 議会と市民による双方向型サイトの実証実験を計画している宮崎市議会DXプロジェクトチーム(チームリーダー・鈴木一成議長)は24日、同市の市民プラザで学生らと意見交換を行った。チームが目指す「開かれた議会」に向け、若者と活発な議論を交わした。
 同市の宮崎大、宮崎公立大、宮崎第一高の学生と生徒約20人が参加。学生らは開発中のサイト「まちだん」にスマートフォンなどでアクセスし、議員プロフィルを閲覧したりアンケートに回答したりして使い心地を確認した。意見交換では、学生らから「忙しい人のためにアンケートの平均回答時間が事前に分かるようにしてほしい」「学生に関する政策をまとめたページを作っては」などの意見が出された。
 宮崎大地域資源創成学部1年の広瀬梨奈さん(19)は「議会は近づきがたいイメージがあるが、ネットなら気軽にアクセスしてみようと思えた」と話していた。市議会は今回の意見を参考にサイトを改良し、4月中にも市民向け実証実験を始める予定。

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