キャンプにおすすめな洗剤『エコキッチンクリーナー』を紹介! 拭き取るだけで食器洗いができるってホント!?

キャンプでの食器洗い。炊事場が混んでいて行列になっていたり、冷たい水しか出ず油汚れがなかなか落ちなかったりと、悩みは尽きないですよね。そこで筆者がおすすめするのがグリーンモーションの『エコキッチンクリーナー』です。環境にも優しく汚れもしっかり落ちる『エコキッチンクリーナー』をメインに、おすすめの環境に優しい洗剤をいくつかご紹介します!

大変なキャンプでの食器洗いには簡単&便利&環境にもやさしい洗剤『エコキッチンクリーナー』がおすすめ

キャンプの食器洗いは炊事場との往復や順番待ちの行列などでとても大変&面倒なのが本音。またお湯が出ないキャンプ場も多いので、寒い時期になれば油物の洗い物は本当に大変です。

キャンプ場の設備によっては炊事場の排水処理施設が整っていない場合もあり、その場合は化学洗剤の使用が禁止されていることもあります

キャンパーの常識として、どのキャンプ場でも対応できるよう、キャンプで使用する洗剤は環境に優しい天然成分の洗剤を準備しておきたいものです。

とはいえエコ洗剤の中には、汚れ・油落ちがあまりよくない商品もあるのがちょっと心配。そこで今回筆者がおすすめするのが、洗浄力と分解力の高いエコ洗剤グリーンモーション『エコキッチンクリーナー』です。

その特徴をじっくり解説していきます!

洗浄成分が100%植物由来なのに高い洗浄力と分解力を備えた『エコキッチンクリーナー』

筆者撮影

こちらが今回ご紹介する、グリーンモーション(GREEN MOTION)の『エコキッチンクリーナー』です。

『エコキッチンクリーナー』は、成分のうちのほどんどが水で出来ており(約99%)、約1%のわずかな洗浄成分も100%植物由来のもので作られています。

中性なので手肌にもやさしいクリーナーです。また、ヒノキの一種である青森ヒバの天然精油が配合されており、油汚れだけでなく消臭にも効果的なのが嬉しいポイント

筆者撮影

もともとこの『エコキッチンクリーナー』は、海洋タンカーの事故によって流出した油の洗浄・処理の研究から生まれた洗剤で、少量でも高い洗浄力があり、さらには海の微生物が分解できる「生分解率」が100%(※)と、環境にも優しい洗剤です。

※ 洗浄成分の生分解率は1日で97%。1週間で100%

商品スペックをチェック!

  • サイズ:W85×D44×H173mm
  • 内容量:200ml
  • 素材 洗浄成分:高級アルコール (非イオン) 0.54%、ヤシ油脂肪酸アルカノールアミド0.42%
    香り成分:天然精油 (青森ヒバ) 0.05%
  • 製造国 :日本

油汚れを素早く分解してサラサラに!

筆者撮影

『エコキッチンクリーナー』は、油分を分解する洗剤です。

汚れにしゅっと吹きかけて油分と混ぜるように洗うと油の分解が始まり、いつの間にかサラサラの状態になります。

泡立ちはあまりありませんが、細かな泡が油を包み込み、油汚れをナノ単位まで分解して剥がしとることができます。

一度剥がした油分は再凝固することがないので、排水パイプの汚れの軽減にもなり、異臭やつまりも防止。さらに、海を汚しません。

お掃除に使用したふきんもベトベトしない!

筆者撮影

優れた洗浄力と分解力なので、食器洗いだけでなく、コンロまわりやレンジ、トースターなどの毎日の油汚れのお掃除にも使うことができます。

しかも、油分がサラサラになるので、お掃除に使用したふきんがベトベトになることもなく、洗うのも簡単です。

拭き取るだけで食器洗いが完了!

筆者撮影

成分のほとんどが水で出来ているので、拭き取るだけで食器洗いが完了します。

お皿に『エコキッチンクリーナー』を吹きかけて汚れとなじませた後、キッチンペーパーで洗剤残りがなくなるまで拭き取るだけでOK。

水場のないキャンプ場や車中泊、水不足になりがちな災害時などにも役立ちます

別売りの詰替え用リフィルで経済的!

筆者撮影

『エコキッチンクリーナー』には、濃縮タイプ(原液)の詰め替えリフィルも販売されています。

キャップ2杯分の原液を本体ボトルに入れ、水で薄めるだけでOK。詰め替えリフィル1本で、スプレーボトル15本分の原液が入っていますので、なんとスプレーボトル1本分約93円でリピートが可能なんです!

筆者撮影

ちなみに、原液はさらに洗浄力が高いので、換気扇や魚焼きグリルなど頑固にこびりついた汚れもすっきり落とすことができます。

『エコキッチンクリーナー』で実際に食器を洗ってみましょう

筆者撮影

キャンプでよく使用する木製のお皿、ステンレスのお皿、ステンレスとプラスチックのシェラカップを準備しました。

頑固な油汚れを想定して、カレーを塗って汚れを再現しました。

1.食器洗いの前に大まかな汚れは拭きとっておく

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まずは、大まかな汚れをキッチンペーパーで拭き取ります。

このひと手間で、汚れ落ちがグンと良くなりますね。

2.お皿に『エコキッチンクリーナー』をスプレーする

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汚れにまんべんなくスプレーします。汚れと洗剤が混ざるように手で馴染ませると良いと思います。

3.キッチンペーパーで拭き取る

筆者撮影

キッチンペーパーでしっかり拭き取ります。

洗剤が残らないよう、気を付けて拭き取ってください。

洗剤残りがなくなるまできれいに拭けたら、これで手順は完了です。

汚れ落ちチェック!

キッチンペーパーで拭き取った後のお皿の汚れの落ち具合をチェックしましょう。

・木製のお皿

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木製のお皿はベタベタすることもなく、しっかり落ちています。

・ステンレスのお皿

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ステンレスのお皿もサラサラに拭き取れました。

・ステンレスのシェラカップ

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刻印入りのステンレスのシェラカップは、溝までしっかり汚れが落とせています。

・プラスチックのシェラカップ

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もともとプラスチックは油汚れが落ちにくい素材ではあるので、既出の3点より念入りにスプレーして、念入りに拭き取りました。

筆者撮影

底の溝の汚れが落ちにくかったので少し時間はかかりましたが、べたつきもなくしっかり汚れが落とせました

拭き取りだけで食器洗いは完了できますが、洗剤残りが心配な方は少量の水で流してください。

まとめ

水を使わずに油汚れを落とすことができるので、冬の寒い時期に冷たい水で食器洗いをする必要がなくなるのは嬉しいですよね。

また、冷たい水で油分が固まってしまいなかなか落とせなかった頑固な油汚れも、これならすっきり洗うことができます。

食器洗いの排水も流さずに済みますし、洗い流したとしても洗浄成分は100%生分解してくれるので、海が汚れない環境にもやさしい洗剤なんです。

なにより、炊事場との往復をしなくて済むので、キャンパーとしてはとても楽ちん! これを使わない手はないですよね。

ドラッグストアやホームセンターで気軽に買える環境にやさしい食器洗剤2選

『エコキッチンクリーナー』はドラッグストアやホームセンターなどの身近なお店ではあまり取り扱いがないので、もっと気軽に買うことのできる環境にやさしい洗剤も紹介します。

1.Frosch(フロッシュ)

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かわいいカエルのマークでおなじみの『Frosch(フロッシュ)』は、環境先進国ドイツで生まれた洗剤です。

洗浄力強化タイプも含め、全5種類がラインナップされており、好きな香りや洗浄力、手肌にやさしいタイプなど、お好みで選ぶことができます。

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手荒れの原因にもなるアルコールを取り除いた「ノンアルコール処方」で、手肌へのやさしさは水で洗ったときとほとんど変わりません。

洗浄成分にはヤシ油や菜種油などから作られる植物由来のものを使用しており、自然界に存在する微生物によって水と二酸化炭素に分解され、ほぼ100%が自然に還ります

環境負荷を抑えるために、使用されている容器も100%再生PETです。

スポンジに含ませて泡立ちのチェックをしてみました。

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少し粘度の高い液です。水も含ませて泡立てます。

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少量の洗剤で充分な泡立ちです。

筆者は素手で使用していますが、洗浄力が強いため原液をスポンジに含ませて洗う場合はゴム手袋着用が推奨です。

というのも、『フロッシュ』の本来の使用法は、つけ置き洗いだそうです。洗い桶に水を溜め、洗剤を垂らして薄めて、そこに食器や調理道具を漬けて洗う方法です。ボトルに入っている原液は濃縮タイプの液なんですね。

水1Lに対して、0.6mlの原液を入れればOK。小さじ1杯が5mlなので、ほんの少量入れるだけで大丈夫なんです。

本場ドイツでは、洗い物をいれたシンクに熱湯を溜め、『フロッシュ』を数滴入れて混ぜ、お湯が冷めたらシンク内で食器を洗って水で濯がずそのままかごにあげるのが一般的な洗い方だそうです。

濯がなくても人体に害がないほど安全な成分で作られているということですね。

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キャンプでも、お湯を使ってのつけ置きはとても有効な洗い方です。

お湯の出ないキャンプ場でも、大きなお鍋でお湯を沸かして『フロッシュ』を入れて混ぜ、油分が多い汚れの付いた食器やフライパンをつけ置きしてから洗えば、すっきり汚れが落ちますよ。

2.ヤシノミ洗剤

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1971年に誕生して以来、50年以上の歴史を持つサラヤ『ヤシノミ洗剤』

洗浄成分はその名の通りヤシの実由来の植物性。人と環境へのやさしさを考えて、香料や着色料は一切無添加というこだわりがあります。無色透明の液がその証です。

洗った後の排水も全て微生物によって分解され、すばやく地球に還ります。

筆者撮影

こちらも、スポンジに含ませて泡立ちのチェックをしてみました。

筆者撮影

『ヤシノミ洗剤』は、比較的さらっとしています。

ワンプッシュで小さじ1杯弱の液が出ます。

筆者撮影

泡立ちは控えめな印象です。この量の泡を出すには2プッシュしました。

油分の多い汚れの場合は、『フロッシュ』と同様に洗剤を混ぜたお湯でつけ置きしてから洗うのが良いですね。

キャンプにも、洗い桶を持っていくと洗い物が楽になっておすすめです。

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▼キャンプでの洗い物記事はこちら▼

洗浄力の高いエコ洗剤で手肌にも環境にもやさしく! キャンプや日常使いにも

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キャンプでの食器洗いは、設備が整っていない分、大変で面倒なことも。だからこそ洗浄力が高い洗剤を使いたいけれど、自然の中で楽しむキャンプでは、特に環境にやさしくありたいですよね。

今回紹介した洗剤は、どれも洗浄成分が100%生分解する、環境にやさしいエコ洗剤です。洗浄成分が植物由来なので手肌にもやさしいです。

中でも『エコキッチンクリーナー』は、洗剤を吹きかけてキッチンペーパーで拭き取るだけで食器洗いが完了する、簡単で楽ちんなエコ洗剤。キャンプだけでなく、車中泊や災害時にも役に立ち、普段の生活でもキッチンまわりのお掃除にも使えるので、ぜひ取り入れてみてくださいね。

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