【新型コロナ】川崎で1182人感染 発熱し入院中の80代男性死亡 保育所14施設が臨時休園

川崎市役所

 新型コロナウイルス感染症を巡り、川崎市は31日、同市麻生区に住む80代男性の死亡と、市内外に住む10歳未満~100歳以上の男女1182人の感染が新たに確認されたと発表した。

 市保健所によると、80代男性は発熱したため検査を受け、12日に感染が判明。17日に市内の病院に入院し、30日に死亡した。感染経路は不明。男性は基礎疾患があり、ワクチンは未接種だったという。

 感染者の年代別の内訳は、20代が276人、30代が198人、10歳未満が185人、10代が174人、40代が172人、50代が119人、60代が28人、70代が13人、80代が11人、90代が5人、100歳以上が1人。1120人の感染経路が不明。陽性患者の接触者は62人で、このうち家庭内感染は51人。

 関係者4人が感染していた同市川崎区の高齢者施設で利用者ら4人、関係者2人が感染していた同市多摩区の特別養護老人ホームで入居者3人の感染が新たに判明し、市はそれぞれクラスター(感染者集団)と認定した。

 市は、関係者の感染が判明した保育所14施設を臨時休園すると発表した。当該施設は次の通り。

 ▽わたりだ保育園(川崎区)▽保育園アレッタ(幸区)▽茶々いまい保育園(中原区)▽多摩保育園(同)▽レイモンド中原保育園(同)▽にじいろ保育園武蔵中原(同)▽小杉もりのこ保育園(同)▽baby home(同)▽千年たちばな保育園(高津区)▽川崎たちばな保育園(同)▽ぶどうの実梶ケ谷園(同)▽たいら虹保育園(宮前区)▽みやざき保育園(同)▽三田かしのみ保育園(多摩区)

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