新潟県津南町の前副町長・小野塚均氏が、6月19日投開票の津南町長選挙に出馬表明

6月19日投開票の新潟県津南町長選挙に関して、新人で津南町前副町長の小野塚均(ひとし)氏が1日、津南町内で記者会見を開き、無所属での立候補を表明した。1日現在、現職の桑原悠町長も出馬を表明しており、選挙戦となる。

小野塚氏は1974年県立十日町高等学校を卒業後、1974年4月に津南町役場に入庁。その後、総務課長などを経て、2016年3月に津南町役場を定年退職。その後2016年7月に津南町副町長に就任し、2020年に副町長を任期満了で退任した。

小野塚氏は「町議会議員の皆さんに背中を押され、一念発起して、3月25日午後に立候補を決断した。私は現職の桑原町長に2年間仕えてきた。桑原町長は主婦業をやりながらで、大変だったと思うが、もう少し人の意見を聞いてほしかった。職員のやる気も低下していると聞く。私は町民の声を聞き、議会に丁寧に説明していく。職員のやる気も引き出す」と決意を述べた。

また、2021年に2度の入札不落で一旦保留となっていた3園統合による町立ひまわり保育園の増築工事について、津南町は2022年度も引き続き検討していくとしている。しかし、保育園の統合で通園が遠くなるなどの理由で、野党議員による町民対象の署名活動が行われるなど、賛否両論がある。

小野塚氏は、保育園問題は選挙の争点となると話し、「保育園は今のままでは難しい。検討し直す必要がある」と話した。

なお、施策は今後詰めていくとしたが、現時点では主に有機栽培などの農業政策と、子育て支援を挙げた。

立候補の決意を語る小野塚均氏

出馬記者会見の様子

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